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第32回 高度経済成長と共に伸びる洋菓子業界

この大著も終盤にさしかかりました。第9編では業界の現況を記し、日本の洋菓子界を彩った全国の会員、そのお店、原材料を供給する企業を紹介をしています。 会員店紹介の中で、1960年(昭和35年)当時の神戸、東京のクリスマスの洋菓子...

第33回 「日本洋菓子史」編纂へ

「日本洋菓子史」は第8編第7章以降で機関誌GATEAUXの記事と会の活動を詳細に紹介しています。 1958年(昭和33年)には、渋谷の「ふるさと」で“洋菓子の草分け時代を語る座談会”が開かれ、この模様は同年4月号から7月号のG...

第34回(最終回) 池田文痴菴氏、「日本洋菓子史」脱稿

“洋菓子の草分け時代を語る座談会”が開かれたのをきっかけに「日本洋菓子史」編纂の話が浮上してから2年余り、A4版1287ページに及ぶ「日本洋菓子史」の編纂作業もついに筆を置く時がきました。 当初、1896年(明治29年)くらい...

バヴァロア

バヴァロア 最近はバヴァロワという名前の洋菓子を見かけることが少なくなりましたが、やはり冷たいお菓子の代表格でしょう。 バヴァロワの名前はドイツのバヴァリア地方(ドイツ語ではバイエルン地方)に由来しますが、何故、この名前がつい...

ムース

ムース ムースとは料理やお菓子の場合、泡を意味します。ピュレ状の材料やクリーム状の卵、砂糖、牛乳などに、泡立てた生クリームやメレンゲ、立てて空気を含ませたバターを加えて混ぜたのがムースで、泡のようにフワッとしたクリームやお菓子を指し...

フィナンシエ

フィナンシエ 焦がしバターの香りを特徴とする長方形の焼き菓子。フィナンシエとは財政家とか金融家を意味します。長方形の形と色が金の延べ棒を連想させ、この名が付いたとも言われています。 1890年に刊行されたピエール・ラカ...

クレーム・シャンティイ

クレーム・シャンティイ 泡立てたクリーム。クレーム・フエッテ(crème fouettée)ともいいます。泡立てたクリームをクレーム・シャンティイと呼ぶようになったのはルイ14世(1638-1715)の頃のこと。 ヴォ...

ムラング

ムラング 「ラルース料理百科事典」によると、卵白と砂糖で作った小さな菓子、ムラングはメリニンゲン(Mehrinyghen)のスイス人のお菓子屋さんガスパリーニ(Gasparini)が、1720年に発明したそうです。実際にはこ...

ブラン・マンジェ

ブラン・マンジェ 冷たいデザートの1つ。直訳すると「白い食べ物」。アーモンド・ミルクと砂糖をゼラチンで固め、ラムやキルシュを加えて作ります。アーモンド・ミルクは、皮を剥いたアーモンド(ごく少量ビター・アーモンドを使う)をでき...

マカロン

マカロン マカロンはイタリアで考えられたと言われています。これがフランスにわたり、フランスの食通たちのお気に入りになりました。マカロンはフランス各地で作られ、17世紀にはすでにナンシーのマカロンが評判をとっていました。表面に...
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