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ベルギーの街角から 1

これから2ヵ月に1回、ベルギー在住の宮崎真紀氏の連載エッセー「ベルギーの街角から」を掲載いたします。 宮崎氏は現在ベルギー在住の日本人向けの情報誌「ボナ・ペティ」の編集長として活躍中で、その経験を生かしてベルギーの製菓事情についてお書...

ベルギーの街角から 2

ベルギーの復活祭は黄色で始まった “4月でもウールを忘れずに。5月になったらお気に召すまま”という諺通り、4月になっても肌寒い日が続きなかなか春が来ないベルギー。でも町のショーウィンドーに卵やひよこがあふれる復活祭ともなると、...

ベルギーの街角から 3

5月に入ると人も草木も一気に「初夏モード」に切り替わるベルギー。庭の梨やサクランボの木は一斉に白い花を咲かせ、街角や公園の花壇そして家々の窓辺にも色とりどりの花が溢れ、人々もそれに負けずとばかりにカラフルな軽装になります。 ...

ベルギーの街角から 4

季節の中で一番快適な夏になりました。湿気のないカラリとした晴天と夜の10時頃にやっと薄暗くなるという日が続く、ベルギー人が待ち焦がれた季節。夏の朝市は彼らが特に好きなところです。買い物籠片手の人でごった返し、ところ狭しと並ぶ...

ベルギーの街角から 5

クープ・デュ・モンド2007年 ベルギー代表決定 2005年6月、代表3人とコーチが決定しました。彼らの横顔をお伝えします。 チョコレートのピエスモンテ担当 ポル・デスケパー(Pol Deschepper)44歳 ...

ベルギーの街角から 6

ベルギーにはサンタが2回来る 日本の子供たちからは「うそー!」という声が上がりそうですが、本当の話です。12月6日の朝、良い子の枕元や暖炉の下にプレゼントを置いてくれるのは聖ニコラ(仏語でサンニコラ)。子供の守護聖人です。前の...

ベルギーの街角から 7

クリスマスという大イベントが終わっても、キリスト教の世界ではイエス誕生にまつわる行事が軒並み続きます。そして各々の祭りには特色のある祝い菓子があります。 王様ばんざい 1月6日、ベルギー中のパティスリーの店先は、王冠を乗...

ベルギーの郷土菓子 1

タルト・オ・マトン(仏語。フラマン語でマトンタート) ベルギーの切手の絵柄に採用された唯一の郷土菓子であるタルト・オ・マトンは、ブリュッセルから50キロほど西のフランダース地方グラモンという町の名物です。これはカステラ...

ベルギーの郷土菓子 2

タルト・オ・リ(米のタルト) 牛がのんびりと草を食む、なだらかな緑の丘の起伏が続くエルブ高原。雨の多い気候とこの地方特有の粘土石灰質の土壌が、湿気を程よく含んだ上質の牧草を成長させます。ここで放牧されている牛の濃厚なミ...

ベルギーの郷土菓子 3

タルト・オ・シュークル(砂糖のタルト) ワーテルローといえば、1815年にナポレオンがイギリスとプロイセンの連合軍に大敗した古戦場。ブリュッセルの南30キロのところにあります。「砂糖のタルト」はこのワーテルローのタルト...
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