知っていますか? 製菓原材料

「洋菓子を食べると太る」など、洋菓子に使われている材料には誤解されているところがありますが、決してそんなことはありません。製菓原材料には体にいいものがたくさんあります。その特性をご紹介しましょう。

砂糖を誤解していませんか

砂糖には「肥満の原因」というマイナスイメージがあります。でもこれはまったく根拠のない話。砂糖に限らず、消費する以上にカロリーを摂取した時に、余ったエネルギーが脂肪となって蓄積されるのが肥満の原因なのです。砂糖のカロリーはご飯の炭水化物と同じで100g当たり約400kcalと、特別に高いというわけではありません。

砂糖はご飯と同じ糖質で、消化されてブドウ糖として吸収されます。ブドウ糖は身体のエネルギー源になる重要な栄養素です。特に脳にとってのエネルギー源はブドウ糖だけです。砂糖は消化吸収が早く、失われたエネルギーをすぐに回復させます。疲れた時に甘いものが欲しくなるのは自然な要求なのです。勉強や仕事、車の運転で疲れた時、砂糖を含んだお菓子や飲料は即効性のあるエネルギー源として効果があります。

チョコレートは健康食品

チョコレートの主原料であるカカオは、中南米で栄えたマヤ文明やアステカ文明の遺跡によって、紀元前から栽培されていたことがわかっています。古くはカカオ豆を炒ってすりつぶし、香辛料や香草などを混ぜた飲み物でした。この飲み物は疲労回復、胃腸病、肝臓病など万病に効く薬として使われていました。人々は経験的にチョコレートが体によいものだとわかっていたのです。

最近、注目されているのがチョコレートに含まれるポリフェノールです。ポリフェノールは、がんや動脈硬化など様々な病気の原因とされる活性酸素の働きを抑えます。赤ワインやお茶、ブルーベリーにもポリフェノールは含まれていますが、チョコレートには他の食品よりはるかに多量に含まれていることが確認されています。さらにチョコレートは食物繊維やミネラルを豊富に含むバランス栄養食品です。またチョコレートの香りは集中力、記憶力を高めることがわかっています。チョコレートは昔から「虫歯の原因」などと言われてきましたが、実は多くの健康効果があることが確かめられているのです。

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