プレジール

プレジール [plaisirs]

プレジール [plaisirs]

プレジールとは楽しみや喜びを意味します。現在ではプレジールの名前を付けたお菓子はさまざまですが、製菓の古い使い方ではウーブリ(oublies)を角笛状に巻いたものがプレジールでした。

ウーブリはゴーフルの1種で、当初、菓子屋が日暮れ時に残った生地で焼いていました。それが下働きの少年に与えられ、彼らはこれを売って収入にしました。少年たちはサイコロで賭けをして「さあ、お楽しみ!」と叫びながら売リ歩いていたので、18世紀半ばには彼らは「楽しみを売る人」と呼ばれるようになりました。ウーブリはこうしてプレジールと呼ばれるようになり、アイスクリームのコーンをプレジールとも呼ぶようになったのです。

参考文献:”TRAITÉ DE PÂTISSERIE MODERNE” E.DARENNE/E.DUVAL著
「ラルース料理百科事典」(三洋出版貿易株式会社)

タイトルとURLをコピーしました