バター

バター [beurre](仏) [butter](英)

バター [beurre](仏) [butter](英)

私たちが日常、パンに塗るバターは塩味がします。食塩が0.9~1.9%加えられたバターは適度な塩味でおいしくパンを食べることができます。また塩分はバターの保存性も高めています。お菓子やパンにバターを使う時は、塩味が全体の風味を損ねてしまいますので「無塩バター」を使います。加塩と無塩による分類のほか、発酵させたか、させないかによるバターの違いもあります。

「発酵バター(サワーバター、カルチャードバターとも呼びます」)は乳酸菌による発酵を利用して製造し、さわやかな香りと酸味が特徴です。ヨーロッパでは「発酵バター」が多いのですが、劣化しやすいため、日本では一般的ではありません。非発酵型の「加塩バター」「無塩バター」は「発酵バター」に対して「甘性バター」と呼びます。それぞれの特徴を生かして使い分けると良いでしょう。(参考文献:「ミルク総合事典」山内邦男・横山健吉編集(朝倉書店)1998年版)

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