ソルガム [SORGHUM]
ソルガムの原産地は熱帯アフリカ。中国では高粱(コーリャン)と呼ばれています。日本でも青狩り用が南九州を中心に栽培されており、黍(きび)の名で呼んでいるものもあります。ホワイト・ソルガムはソルガムを改良して種皮の色を薄くした品種です。
ソルガムは「グルテンフリー」、つまり小麦などがもつグルテンを含まないので、グルテンアレルギーに対応する素材として注目を集めています。現在、輸入されている米国産のホワイト・ソルガムの製粉は国内で行われています。専用の部屋とラインで、小麦、大麦、蕎麦、米、とうもろこしなど他の穀物が混入しないよう細心の注意を払って製粉されています。
ソルガムは (1)ほとんど無味無臭なので他の素材の味を活かせる、(2)グルテンが入っていないので揚げ物がパリッと揚がる、(3)ダマになりにくいので使いやすいなどの特徴があり、必須アミノ酸(ヒスチジン)や食物繊維を豊富に含んでいますから健康食材として広く利用できます。