新型コロナウイルスによる感染は世界80ヶ国以上(3月6日現在)で確認されており、我が国でも依然として感染拡大が進んでおります。
そうした中、厚生労働省はホームページで「食品取扱い事業者へ」とした食品に関するQ&Aを掲載しているので、以下にその一部を抜粋してご紹介します。それによれば、現在のところ食品を介した新型コロナウイルスの感染は確認されておらず、また製造・調理・販売等の段階で一般的な衛生管理が行われていれば、食品を介した感染の心配はないということです。
皆様におかれては、その内容をご理解いただいて、引き続き一般衛生管理等を十分に行い、感染予防への適切な対応をお願い申し上げます。
1 食品等取扱い事業者の方へ
問1 食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはありますか?
新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は飛沫感染と接触感染であると考えられています。2020年2月21日現在、食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません。製造、流通、調理、販売等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。WHOは、一般的な注意として、生あるいは加熱不十分な動物の肉・肉製品の消費を避けること、それらの取り扱い・調理の際には、交差汚染予防のために注意すること、としています。
(厚生労働省ホームページより抜粋)
(参考)
新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け)(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou.html